ジャズを聴くということは

ジャズって、恥ずかしい話、興味なくて、おしゃれ感を演出したバー、焼き鳥屋、パン屋、らーめん屋、つけ麺屋、などのBGMとしての認識・・・程度でございました。

クラシカルミュージックは好きなので、オーケストラ、吹奏楽、いわゆる名曲は、すべて愛しています。ロックもUKのものを好み、ダンスミュージックは嫌いではない・・・程度で、そしてジャズに関しては、なかなか理解ができなくて、関心を持てず、シュローダーヘッズの音楽に、唯一、私が理解できるジャズ性を感じ、ジャズを教えてくださった愛すべきバンドとしています。

そして、たまたま、友人に誘われたライブが、実は横浜のジャズフェスの一環で、某ジャズバンドが主催したライブだったのです。はっきり言って、シュローダーヘッズのライブならめちゃ嬉しかった訳ですが、知らないジャズバンドのって楽しめるわけないし・・・すみません、はっきり言っちゃいけない事なのですが。

ま、

そうとは知らず、です、なのでもともとの苦手意識ががっつり表に出てしまいました。

ところが、途中から、バンドのリーダーが「皆さん、この難しいリズム、カウントとってみてください」と言いました。するとシンセ担当の方が「アタシ、とれません、とってたら皆に遅れちゃうんです」と、爆笑の中、ドラムで「こうですよ」なんて教えてくださりながら、さあカウントとってね、いってみよ!となったわけです。

会場のゲストは当然足や肩でリズムとりだすのですが、私はカウントすることに専念が精一杯。

カウント取り出しますと、それに合わせて、音が聞こえる感覚になりました。

音楽というより、音です。

あっ・・・楽しいかも、これだ!と。

そうなのです。ジャズはこうやって楽しむんだ、ということを偶然にも教えていただきました。ついに、苦手を克服してしまいました。

なんでしょう、今更、なんなのかと思うのですが、生きていく過程で、私の認識が段々変わって行くことが本当に楽しいです。

 

この連休は横濱ジャズプロムナードと言うことで、横浜のいたるところで、ジャズライブしていました。お天気にも恵まれ、横浜は眩しい街に変わっていて、若いころ見たイメージ、今、出来上がっている見た感じの変貌に驚きですが、どことなく、昔、想像した美しい街並み、非日常の街並み、その融合が現実化しているようで、この横濱の街並み全てをデザインしたアーティストにお目にかかりたい、ありがとうと伝えたい、と思ってしまいました。

 

ということで、音楽って楽しみ方がいろいろありますね、その、聞いていて癒されたり、想像力が刺激されたり、リズムと音っていう二度と同じものが奏でられないような即興性の弾けるような楽しさだったり。

この素晴らしい世界観の出会いに感謝です。

ハービーハンコックさんについても、少し勉強してみようかしら・・・

と思った今日このごろでした。